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2023.03.30 鹿児島移住ネット編集部

【与論町編】43市町村どこにしよかな? かごしま移住旅日記

  • #かごしま移住旅日記

鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな?と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。

サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ!

百合ヶ浜

与論町の基本データ

与論町ってどんなとこ?

条件が揃った時だけ現れる幻の浜・百合ヶ浜が有名な与論島。真っ白なしぶきを浴びるサンゴ礁と美しい海に囲まれた、広さ20.58㎢、周囲約23.7㎞の小さな島です。与論町は一島一町のまちで、鹿児島県の最南端にある沖縄にとても近く、琉球・沖縄の影響も受けた独特の生活文化が育まれています。
9つの集落があり、「与論十五夜踊り」をはじめ「よろんサンゴ祭り」や島内外から多くの参加者がある「ヨロンマラソン」など、集落や島全体のイベントが盛んです。

面積

20.58㎢(鹿児島県43位)

人口

5,061人(2022年4月、鹿児島県39位)

温泉源泉数

0本

ココに注目!

世界の持続可能な観光地トップ100選

隣接の市町村

なし

与論町の交通手段は?

循環バスがあるが基本は自家用車

島内の移動は自家用車がメインですが、循環バスやタクシーを使う手もあります。民間のコミュニティバスは1日8便運行。タクシーは島内で拾うのが難しいため、事前に予約する必要があります。

与論町の学校は?

島には小中高校まである

与論町には小学校が3校、中学校が1校、高校が1校あります。小学校の児童数は各校70名~140名前後です。

与論ならではの海洋教育「ゆんぬ学」

与論町の小中高校では一貫して「ゆんぬ学」という海洋教育が行われています。観光資源としてはもちろん、自分たちの生活の一部である海に親しむ活動や、海を調べ、考える活動を通して、海の利用の実態や、与論の歴史・文化との関わり、保全や活用について探求を深め、地域の発展・活性化につなげる取り組みです。

与論町の医療機関は?

専門的治療や大きな手術は島外で

与論町には病院が1軒、診療所が2軒、歯科診療所が2軒あります。内科・外科・歯科以外の診療科は月に2~4日程度の特別診療となっていて、大きな手術は島外の医療機関にかかります。

与論町の買い物環境は?

スーパーや商店は島の西部に集中している

スーパーマーケットは、県内大手のチェーン店のほか、郷土色豊かな地元のスーパーもありバラエティに富んでいます。そのほかホームセンターや100円ショップ、薬局、電気店などがあり、生活に必要なものは島内で調達できます。通信販売の利用も多いです。

与論町の金融機関・郵便局は?

金融機関は限られているので事前にチェックを

与論町には奄美大島信用金庫、JAあまみが与論島西部の茶花地区にあります。郵便局は、茶花地区と朝戸地区にあります。メガバンク銀行やコンビニATMはありません。

与論町の魅力はココ!

美しい海とサンゴと星空

与論島といえば「ヨロンブルー」とも呼ばれる美しい海。島の周囲には青く美しい海が広がる白浜のビーチがいくつも点在しています。例年春から夏にかけて、大潮の干潮の時間帯に現れる百合ヶ浜も有名。青い海に浮かび上がる白浜は、まるで地上の楽園のような美しさです。
また、降り注ぐように無数の星が輝く夜空も感動的!特に空気の澄む冬場は見ごたえ満点です。

サステナブルツーリズムの先進地

観光庁が進める日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTC)のモデル地区に選定されている与論町。島民の暮らしにも密着した美しい海を守るために、地域住民はもちろん観光客も巻き込んでの砂浜清掃や、サンゴ礁の状態を定期的に確認する「リーフチェック」などの活動、小中高校では海洋教育も行われていて、2021年にはオランダを拠点とする国際認証団体、グリーン・デスティネーションズ(Green Destinations)が選出する「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選ばれています。

バラエティ豊かな行事やイベント!

酔っ払いをモチーフにした「アサイナー」の仮面がインパクトのある「十五夜踊り」や、海の安全祈願で行われる「海開き・浜下り」、パレードや様々な催しが開かれる夏の「ヨロンサンゴ祭り」、島内外からの参加者が絶景のなかを走り抜ける「ヨロンマラソン」など、一年を通して様々なイベントがある与論町。イベントは地域の人たちを知りつながりを広げる機会にもなっています。

独特の文化を楽しもう

与論島には琉球の影響も受けた独特の文化や風土が息づいていて、名前とは別に幼名を付けるお祝い「名付き祝(ナーチキヨイ)」や、13歳、25歳、37歳、49歳など決まった年に盛大なお祝いをする「歳祝い」などのしきたりが今も大切に受け継がれています。
また、十五夜踊りは、大和の狂言と琉球の踊りが融合した貴重なもので、国の重要無形民俗文化財にもなっています。

与論町の魅力まとめ

与論町は、鹿児島県最南端の小さな島のまちですが、豊かな観光資源があり、島民の暮らしや文化とともに持続可能に発展させようとする取り組みが積極的に行われています。昔ながらの文化を大切にしながらも、新しい時代に向かう風土が醸成されている印象。美しい自然に囲まれた暮らしを望む人はもちろん、そんな風土を一緒に創っていきたい人、離島ならではの不便さも楽しめる人におススメのまちです。

与論町の移住支援策・注目TOP3

浄化槽設置補助制度

合併処理浄化槽設置者に対して予算の範囲内において補助金が支給されます。
町に対して事前の申込が必要です。

>担当課:環境課(0997-97-4712)

定住促進住宅

与論町に移住を希望する町外在住の人、災害等により住宅を失った島内の人、また、ふるさと留学生を対象にした、定住促進住宅が設置されています。
入居可能期間が原則2年間(ふるさと留学生は高校卒業まで)。
敷金70,000円、家賃35,000円、共益費2,000円となっています。

>担当課:総務企画課(0997-97-3111)

子育て支援金

与論町に住所がある人で、児童(平成23年4月2日以降に生まれた子で,15歳に達する最初の年度末までの間にある者)と生計を同じくする人(児童の父又は母、児童の祖父又は祖母、児童を現に監護する人)が受け取れる支援金です。
例えば第1子の場合、総額で10万円が、出生時,小学校入学時,中学校入学及び卒業時にそれぞれ分割して支給されます。

>子育て支援金

ヨロン駅

【与論町編】
地域全体でサステナブルに向かうまち! 豊かな食にも注目したい

新しい命の誕生を喜ぶ、海の安全や五穀豊穣を願う、そんな想いが込められた様々な伝統行事が大切に受け継がれている与論町。島の暮らしとずっと共にある海を大切に想う気持ちが、まち全体に息づいている素敵な場所です。
ドラゴンフルーツやマンゴー、ゴーヤーや島らっきょうといった南国の果実や野菜、新鮮な海の幸、「奄美 黒ほろほろ鶏」や「ヨロン育ちの黒毛和牛」などおいしいお肉も特産。知れば知るほど魅かれる要素がいっぱいです。

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