【東串良町編】43市町村どこにしよかな? かごしま移住旅日記
鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな?と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。
サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ!
東串良町の基本データ
東串良町ってどんなとこ?
大隅半島の中央部に位置し、本土で最も小さなまちとして知られています。白砂青松の柏原海岸と豊かな田園や自然に囲まれたのどかなまちで、春に咲き誇る一面のルーピンの時期はイベントが開催されたり、潮干狩りでにぎわったりと、東串良らしい光景を目にします。ピーマンの栽培が盛んで、6月には農業祭&ピーマン狩りが開催されます。立地的に、内之浦からロケットが打ち上がる瞬間を目の当たりにする感動体験も叶う!
面積
27.78㎢(鹿児島県42位)
人口
6,540人(2022年4月、鹿児島県31位)
温泉源泉数
0本
ココに注目!
唐人古墳群は県内最大規模の古墳群
隣接の市町村
鹿屋市、大崎町、肝付町
東串良町の交通手段は?
自家用車が必須
路線バスはあるものの、通勤や買い物には車移動が基本。ただ、比較的平坦な地形なので、自転車やバイクでの移動もアリかも。
東串良町の学校は?
高校は近隣市町へ
町内には小学校は2校、中学校は1校ありますが、高校はないので、町外のエリアへ通うことになります。
学校給食共同調理場あり。給食費の補助も!
幼稚園、小学校、中学校、合わせて約600名の児童の給食を調理する共同調理場があり、米やピーマン、きゅうりなど、地元の食材をふんだんに使った給食給食を提供。月額2千円の給食費補助を受けられる制度もあり、これは家計に嬉しい!
町を見守るシンボルツリー
池之原小学校の校庭にある幹まわり5m、高さ20mの大きなけやきの木は、日露戦争の記念樹ともいわれ、長い間この地で愛されてきました。立派なその姿は児童たちだけでなく、地域の人々にとっても誇りともいうべき存在なんだとか。
東串良町の医療機関は?
内科・外科・歯科あり。産婦人科は町外へ
内科が4軒、外科が1軒あり、いずれも東串良町、肝付町、鹿屋市の一部からなる肝属東部医師会に所属。近隣市町との連携もとれるので、医療環境において不便はなさそう。
東串良町の買い物環境は?
日常の買い物は町内でOK
大隅を中心として展開する地元スーパーの「ミネサキ」や「Aコープ」のほか、2022年には「ダイレックス」がオープン。さらに、コンビニが2ヶ所、衣料品店が1ヶ所あるので、日常で使う大半のものは町内で調達できます。
東串良町の金融機関・郵便局は?
町内に金融機関はなし。郵便局はあり
銀行を利用する場合は隣まちへ。県道220号線沿いにあるコンビニ内にATMはあります。郵便局は2ヶ所あります。
東串良町の魅力はココ!
春の訪れをを告げるルーピン畑
東串良町といえば町花にもなっているルーピンの花。3月下旬から4月中旬には、柏原海岸沿いに約100万本のルーピンの花が咲き誇り、あたり一面を美しい黄色に染め上げます。東串良の春を象徴するその景色は、春の出会いや別れの景色も重なって、忘れられない光景に……。その時期に毎年開催されるルーピン祭りは町内で最もにぎやかなイベントです。
設備充実のキャンプ施設でリフレッシュ
無料開放型のキャンプ場「ふれあいの森キャンプ場」やドーム型のグランピング施設「MARUMARINEドームハウスグランピング」が柏原海岸の近くにあり、レジャーやトレッキングの拠点としても便利。予約・問い合わせは円山公園内にある管理棟兼休憩所「MARUMARINE」へ。「MARUMARINE」では定期的にイベントも実施しているからInstagramなどでの発信をチェックしよう。
古き良きものを愛する町
古民家を再生した町の交流コミュニティー施設「ひっとべ館」や宿泊施設「ささやかなうち」、当時の車輪や線路を今も残す国鉄大隅線の東串良駅跡地、さらには5世紀頃の前方後円墳「唐仁古墳群」まで、古くから受け継がれた興味深い場所がまちのあちこちにあります。
子育て世代の支援が手厚い
出産祝い金として第一子3万円、第二子5万円、第三子には10万円が支給されます。さらに、0歳~18歳までの医療費の自己負担分を全て助成してくれるのも嬉しい!さらに、小中学生の給食費を月額2000円助成してくれるから、子育て世代の家計に優しいまちといえます。
東串良町の魅力まとめ
本土で最も小さな町でありながら、美しい風景や訪れたい場所がたくさんある魅力的なまちです。特に春のルーピンの季節は、柏原海岸の青い海と黄色のルーピンの花とが織りなすまるで絵画のような景色にうっとり。子育て支援も充実しているから、自然に囲まれた穏やかな地でのびのびと子育てをしたい家族にとってとても住み心地のいいまちとなることでしょう。
東串良町の移住支援策・注目TOP3
移住促進事業
町外から定住する人を対象に、住宅取得にかかる費用の助成があります。最大で115万円受け取れます。ただし、町外に過去3年以上住民票があること、過去3年度に渡り市町村税の未納がないことなどいくつか条件を満たした人に限ります。
学校給食費補助金
東串良町立小学校または中学校に在籍する児童生徒の保護者に対して、給食費の負担金を補助することにより、経済的な負担軽減を図り、子育てしやすいまちづくりを推進するとともに、子育て世代の定住化促進を図るための制度です。補助額は児童生徒1人当たり月額2,000円。
子ども医療費助成事業
0歳から18歳(18歳到達以後の最初の3月31日まで)までを対象に医療費の全額助成しています。助成額は、医療保険適用となる医療費(病院の通院・入院や藥局での薬代など)一部負担金(自己負担分)です。
【東串良町編】
中心部に住めば毎日温泉も可能
本土で最も小さいまちだからこそ、いろいろ“ちょうどいい”のが東串良。なだらかな地形で移動がしやすく、ホームセンターやスーパー、コンビニなどもあるので買い物は町内で十分、海も自然も身近にあって田舎らしい生活も叶います。まずは一度、キャンプ場や古民家の宿泊施設などでの短期滞在でまちの様子を体感してみるのもいいかも。