【姶良市編】43市町村どこにしよかな？ かごしま移住旅日記

鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな？と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。

サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ！

姶良市の基本データ

姶良市ってどんなとこ？

鹿児島空港にも県都・鹿児島市にも近く、JRや九州自動車道も通っていて県内外のあちこちへのアクセスがいい姶良市。ベッドタウンとして人気が高く、市街地は住宅化が進むとともに、大型ショッピングモールや県内や全国のチェーン店も数多く出店しています。その勢いは、「県内の市の中でもで唯一人口が増えており、小学校が新設されたまち」といえば明確です。 賑わう市街地とは対照的に、内陸部には田畑が豊かに広がっています。特に武家集落の街並みが残る蒲生地区や、漆、北山などの中山間地域では、ゆったりとした時間が流れています。

面積

231.25㎢（鹿児島県17位）

人口

7万8,077人（2023年5月、鹿児島県5位）

温泉源泉数

源泉総数44、利用源泉数25（令和2年11月時点）

ココが日本一！

日本一の巨樹・蒲生の大クス

隣接の市町村

鹿児島市、薩摩川内市、さつま町、霧島市

姶良市の交通手段は？

主な交通手段は自家用車。バス路線も豊富

主な交通手段は自家用車ですが、鹿児島市街発着の路線バスや、鹿児島空港間の高速バス、市内巡回コミュニティバス、民間バスなどがあります。

JRの駅が5つ

JR日豊本線が市街地を貫いていて、重富駅、姶良駅、帖佐駅、錦江駅、加治木駅の5つの駅があります。

姶良市の学校は？

市街地の小学校は200～600人規模

姶良市には17の小学校があります。市街地の小学校は児童数も多く、JR沿線に近い小学校のなかには600人規模の学校もあります。また、児童数の増加により2015年に新設された小学校もあります。 市街地から離れた中山間地域は多くが小規模校ですが、武家集落の街並みが残る蒲生地区の蒲生小学校は300人前後の児童数になっています。

中学校は5校

中学校は市街地に重富中、帖佐中、加治木中の3校があり、内陸に蒲生中、山田中があります。 市街地の中学校は500～800人弱の規模となっています。

4つの高校と2つの専修学校、特別支援学校もある

高校は市内に4校あり、普通科の進学校や工業系の高校、職業系の高校などがあります。また、情報処理やIoTスキルを専門的に学ぶ専修学校や、看護系の専修学校があります。特別支援学校として県立加治木養護学校があります。

姶良市の医療機関は？

医療機関、介護・福祉施設は市街地に集中

多くの医療機関があり、幅広い診療科を備え専門的に診てもらえる病院も複数あります。また、高齢者医療・介護サービス施設も充実しています。 加治木地区にある国立病院機構南九州病院は、呼吸器疾患や重度心身障害児・者の専門病院であるほか、地域がん診療病院にも指定されています。

姶良市の買い物環境は？

物産館から大型ショッピングモールまで

スーパーやホームセンター、ドラッグストアのほか、シネコンを備えた大型のショッピングモールもあり、市街地の買い物環境は充実しています。 郊外の物産館では地元農家の産直野菜がリーズナブルに手に入ります。

姶良市の金融機関・郵便局は？

金融機関は市街地に集中

主に市街地に、鹿児島銀行、南日本銀行、鹿児島信用金庫、鹿児島興業信用組合、JAバンクがありますが、メガバンク支店はありません。 郵便局は広く点在していますが、中山間地域は簡易郵便局のみとなっています。

姶良市の魅力はココ！

アクセスの良さは県内随一!? JRも九州自動車道もあるまち

県都・鹿児島市の北側にあり、鹿児島空港にも近い姶良市。空港へも鹿児島市街地へも20～30分程度で行くことができるほか、霧島・志布志方面や薩摩川内・出水方面にもアクセスしやすく、県内各地の名所や観光スポットにお出かけしやすいエリアです。
JRの駅や高速道路のICもあり、県外への行き来もしやすい環境です。

買い物環境や公共施設が充実

スーパーやホームセンター、シネコンを備えたショッピングモールのほか、飲食店もいろいろとあるので、買い物やグルメも事欠きません。
体育館や野球場のほか、フットボールセンターや陸上競技場、子ども広場なども新しく整備されたビーラインスポーツパーク姶良（姶良市総合運動公園）などがあり、公共施設も充実しています。

一軒家も夢じゃない？ 地価が比較的安い

アクセスが良く、便利な買い物環境を備えながら、県都・鹿児島市の住宅地に比べて地価が安い傾向。そのため鹿児島市内で働きながら姶良市に家を持つという人も少なくありません。

海と桜島、里山の景色が気持ちいい

姶良市の海といえば重富海岸。霧島錦江湾国立公園内にあり、干潟の広がる先に桜島の鎮座する雄大な景色が望めます。海水浴場としても親しまれていて、夏場は干潟や海辺で遊ぶファミリーも多いです。
一方で、内陸部や中山間地域で見られるのは田畑が豊かに広がる景色。日本の原風景的景観に癒されます。「山田の里かかし祭り」が有名で、クオリティの高いかかしに驚かされることも。

姶良市の魅力まとめ

空港へのアクセスの良さや、県都まで出かけなくても事足りるほどの充実した買い物環境が魅力の姶良市。県都に暮らすことにこだわらず、暮らしやすいまちで、かつ鹿児島らしく桜島を望みながら日常を送りたい、そんな場所に家を持って腰を据えたい、という人におすすめのまちです。
また、便利な市街地での暮らしもいいですが、田舎暮らしへの憧れが捨てがたい人にはのどかな里山や中山間地域もおすすめ。姶良市外から中山間地域への移住者には補助金が出る場合もあります。

姶良市の移住支援策・注目TOP3

ふるさと移住定住促進事業

姶良市の中山間地域における、市外からの転入者、市内からの転居者、また、補助対象地区内の貸家等からの転居者に対して、補助が行われます。

>姶良市ふるさと移住定住促進事業

子ども医療費助成事業

保険医療機関で支払った医療費のうち、保険診療分の自己負担額（以下、一部負担金）が助成されます。高額医療費や加入保険の付加給付など、加入保険からの給付がある場合には、一部負担金からこれらを差し引いた額が助成されます。 ただし、ひとり親家庭等医療費助成や重度心身障害者医療費助成、生活保護に係る医療扶助など、他の医療費助成制度の対象となっている子どもは、子ども医療費助成制度の対象にはなりません。

>子ども医療費助成事業

新規就農者奨励金事業

姶良市で新規に就農する人に対し、その定着化を推進し、姶良市の農業・畜産業の振興や活性化を図るための奨励金制度です。
例えば、新規参入農業者 の場合、就農奨励金が1人（夫婦1組）20万円 、営農奨励金が1人5万円／月（夫婦1組10万円／普通栽培24ヶ月以内、有機栽培36ヶ月以内）となっています。新規後継農業者 の場合は後継奨励金が1人（夫婦1組）30万円 となっています。
いずれも諸要件を満たした就農者が対象となっています。

>姶良市新規就農者奨励金

【姶良市編】
暮らしやすい、お出かけしやすいまち。実はグルメや温泉も魅力

アクセスの良さや暮らしやすさが光る姶良市ですが、実は有機野菜産業が盛んなオーガニックなまちであるとか、戦国武将・島津義弘ゆかりの名物「加治木まんじゅう」やB級グルメの「あご肉」など独特のグルメがあるとか、温泉も豊富など、魅力が尽きないまちです。300年以上の歴史を持つ龍門寺焼の窯元や蒲生和紙などの文化、加治木くも合戦や帖佐十九日馬踊りといった気になる伝統行事もあります。
一度足を運んで、姶良市のまち、海、里山、文化を感じてみるのがおススメです。