【いちき串木野市編】43市町村どこにしよかな？ かごしま移住旅日記

鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな？と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。

サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ！

いちき串木野市の基本データ

いちき串木野市ってどんなとこ？

鹿児島の西海岸ともいわれる吹上浜・東シナに面する海と、徐福伝説が伝わる霊峰・冠岳を擁するいちき串木野市。金鉱業と遠洋まぐろ漁業のまちとして栄えてきたこのエリアは江戸時代から港町として栄え、九州筋の宿場町・海上輸送拠点でした。歴史文化遺産も多く薩摩藩英国留学生らが英国に出航した地でもあります。 現在は「食のまち」として焼酎、つけあげ、サワーポメロ（柑橘）などの特産品を活かしたまちづくりを推進しています。

面積

112.30㎢（鹿児島県27位）

人口

2万6,557人（2022年4月、鹿児島県14位）

温泉源泉数

5本

ココが日本一！

遠洋まぐろ延縄漁船船籍数日本一

隣接の市町村

薩摩川内市、日置市

いちき串木野市の交通手段は？

自家用車移動がメイン！ 鹿児島市内へはJRユーザーも多い

主な交通手段は車ですが、市内全域で路線バスやコミニュティバスを利用することができます。市内にJRの駅が3つ、高速ICが2つあるなど、県内外へアクセスしやすい環境です。

タクシーは予約するのがオススメ

いちき串木野市内にタクシー会社あり。郊外から市街地への通院や買い物には同社が運営する予約制あい乗りタクシーも活用されています。

いちき串木野市の学校は？

駅近の小学校は児童数が多く、郊外はほとんど小規模校

JR串木野駅にも程近い串木野小学校が市内で児童数がいちばん多く600名弱の児童が通っています。二番目に児童数が多いのは、JR市来駅に近い市来小学校で300名弱です。 JR沿線から離れた郊外の学校は多くが小規模校入学特別認可制度の認定校で、地域文化継承活動やICT活用強化などの取り組みがされています。

砂浜持久走やSUP体験。立地を生かした教育も！

市街地や海沿い、山麓まで、学校ごとに異なる環境を生かした教育活動も見られます。海沿いの小学校では、砂浜での持久走大会が開催されたり、SUP体験があったり。山手の小学校では、しいたけの菌打ちや田植え・稲刈り体験があったり。各地域ならではの活動は、自然をからだいっぱいで感じられるものばかりです。

サッカー、野球など全国大会常連、有名私立高校もある

高校は3校で普通科が少ないため、高校からは市外へ通学する人もいます。 サッカー、野球など全国大会常連の有名私立高校へは、県外からの入学生もあります。

いちき串木野市の医療機関は？

様々な診療科があって安心

病院・クリニックが合わせて30軒近くあり、内科や循環器内科、消化器外科、外科、産婦人科、小児科など診療科が幅広くあります。がん診療やリハビリテーションに力を入れている病院も。持病等ある場合は市内各病院・クリニックのホームページなどをチェックしておくのがおすすめ。歯科診療所も市内に15軒あります。

いちき串木野市の買い物環境は？

日常のお買い物が新鮮すぎてびっくり！

市内には、スーパーや小規模店舗が多数あり、日常的な買い物には困りません。新鮮なお刺身や揚げたてのつけあげも専門店で買えます。JRや高速ICなどの交通環境が整っており、週末に市外のショッピングセンターに行くのも便利です。

いちき串木野市の金融機関・郵便局は？

地銀各支店、ATMは市街地メインエリアに揃う

鹿児島銀行、南日本銀行、信用金庫、JA、コンビニATMは市街地エリアに揃っていますが、メガバンク支店・ATMはないので注意が必要です。郵便局は人口の少ない郊外エリアにもあり、住民の暮らしを支えています。

いちき串木野市の魅力はココ！

焼酎で乾杯条例があるまち

いちき串木野市は8つの蔵元が集中しており、県内でも有数の焼酎の産地となってます。いちき串木野市は全国でも初めてとなる「いちき串木野市本格焼酎で乾杯を推進する条例」が施行されたことでも話題です。焼酎好きがきっかけで移住してきたひともいるくらい焼酎蔵のある風景が日常にあります。

コーヒーと温泉のカルチャー!?

本格的なコーヒーを楽しめるお店も多く約50年ほど前からコーヒーカルチャーも広がっています。マスターセレクトのレコードでジャズを楽しみながらコーヒーと大人のプリンがいただける喫茶店は根強いファンも多く、夜カフェタイムも人気です。近年では温泉施設にコーヒースタンドが併設されているスポットが話題で、週末には湯上りに合うドリンクを楽しみに入浴するファミリーで賑わいます。

週末は家族でニュースポーツにチャレンジ！

登山やハイキングコースとして人気な冠岳では地域の特性を生かしたスポーツイベントとして冠岳トレイルランニングが行われたり、2022年には鹿児島県内でも珍しいロッククライミング施設も誕生し、キッズ向けのスクールも充実していることからファミリーでニュースポーツに挑戦できる環境があります。

鹿児島市内へのアクセスは電車が便利

いちき串木野市には串木野駅～神村学園前駅～市来駅とJRの3駅があり、鹿児島中央駅まで35分（車だと約1時間）とアクセスも良いため市外への通学は電車利用者が多いです。

いちき串木野市の魅力まとめ

ハイキングを楽しんだ後は温泉とコーヒーでリフレッシュし、帰りに揚げたてのつけあげを買って焼酎で乾杯する。そんな理想的な週末が手軽に実現できるまちです。休日の過ごし方を充実させたい、ワークライフバランスを整えてQOLの向上を図りたい、いちき串木野市ならそんな希望も叶えられそうです。

いちき串木野市の移住支援策・注目TOP3

お試し居住

いちき串木野市への移住を検討している人は、一定期間（2日から1ヶ月以内）、市が整備した体験住宅でお試し移住ができます。いちき串木野市の風土や日常生活を体験してもらうためのものです。

>お試し居住｜いちき串木野市

住宅リフォーム補助

個人住宅のリフォーム、増改築工事に補助金を交付します。対象工事費は20万円以上で、補助率は10%。補助金限度額は10万円となっています。補助を受けるには条件があるので市のサイトをチェックしましょう。

>住宅リフォーム事業補助金について｜いちき串木野市

子ども医療費助成事業

子どもの疾病の早期発見と治療を促進し、健康の保持増進を図るために0歳から中学校卒業までの医療費（自己負担分）を助成します。

>子ども医療費助成事業｜いちき串木野市

【いちき串木野市編】
ゆったり子育て世代にもおすすめのまち

東シナ海に沈む夕焼けを眺めながら家路につき、週末は焼酎で乾杯する。どこか懐かしくゆったりした時間が流れるようにも感じるいちき串木野市。近年では子育て世代が楽しめる施設の誕生やイベントも多く催され、未就学の子どもの姿も多くみられます。0歳から中学校卒業までの医療費（自己負担分）の助成制度もあるので、ゆったりと子育てを楽しみたいファミリーでの移住もおすすめのまちです。