南九州市 – 加藤 潤さん
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出身は福岡県遠賀郡遠賀町です。高校卒業まで福岡で過ごし、大阪の教育系の大学に進学しました。大学卒業後、大阪で小学校教師として2年間、民間企業で2年間働いていました。
社会人5年目の年に起業してみたいなと思っていたところ、起業経験のある友人のすすめで、2019年1月に初めて錦江町を訪れました。
ちょうどその時、錦江町のとある場所で空き家活用のワークショップをしているところだったので参加させてもらいました。
ワークショップでは地元の子どもから大人まで、年代問わず多くの人達が町の未来について楽しそうに語り合っていました。この時の様子が本当に刺激的で、錦江町の人達と一緒に活動してみたいと思い、2週間後に錦江町へ移住することを決めました。
僕は全然なかったですね。福岡から見知らぬ土地の大阪に引っ越してきたときは不安がありましたが、結果的にたくさんの友人ができて幸せに暮らすことができました。なので鹿児島への移住も、「行ってみればどうにかなるし、幸せに暮らせるはず!」と思えました。むしろ、ワクワクした気持ちで錦江町にやってきたことを覚えています。
移り住んでみて、錦江町の1番の魅力は「人」だと改めて思いました。
人のことが好きで、人のことに興味があり、誰かのチャレンジを全力で応援してくれるのが錦江町民の特色。移住者、観光客、どんな人でもウェルカムという雰囲気がありますね。もちろん自然豊かでご飯が美味しいところも魅力の1つですが、よそ者を受け入れてくれる懐の深い人たちがたくさんいるということが1番の魅力です。
地域の特性にもよりますが、まちの行事やイベントに顔を出すことは大事だと思います。錦江町の場合は若い人の数が少ないので、若い人がイベントに参加するだけで「どこから来たの〜?」など声をかけていただくことも多いです。
そこからつながりが生まれて、最近だと家やゲストハウスに旬の野菜のおすそ分けをしてくれる方もいますよ。あと、勇気を出して自分から地域の人に話しかけることも大事だと思います。
やっぱり海ですかね。移住してきたばかりの1年は、よく海沿いでビールを飲んだり、バーベキューをしていました。
疲れたときにふらっと行ったり、シェアハウスに住んでいる友達と行ったり、海は落ち着く場所ですね。通勤するときに海沿いを走れるのも気持ちがいいですよ。
2019年の4月に錦江町・地域おこし協力隊に着任しました。現在は2020年6月にオープンしたゲストハウス「よろっで」の管理・運営をしています。
よろっでは宿泊業の他に、ランチ営業、夜の居酒屋営業もしていて、観光客と地域の人が交流できる場所として多くの方に活用してもらっています。
近所のおばあちゃんが携帯の操作を教えてもらいにゲストハウスを訪ねてきたり、土日は近所の子ども達の遊び場にもなっていますよ(笑)
ゲストハウスの他にも、空き家を活用してシェアハウスを2棟運営しています。最近では子どもたちとのまちづくりの活動として、地域の子どもたちと一緒に公園にツリーハウスをつくりました。今後も何か新しいことにチャレンジしていきつつ、地域のためにあることをやっていきたいですね。ㅤ
今の鹿児島や錦江町は、自分にとってとても恵まれている環境だと思っているので、特に望むものはないですかね。
強いて挙げるとすれば海沿いに住んでいるので、これからも津波や大雨など大きな自然災害が起こらず、平和に暮らしていけたらなと思っています。
移住に対して深く考えなくてもいいと思います。特に僕のような若者については、動きやすいうちに一回、移住してみるのもありかなと。
僕も移住する前、協力隊の任期が終わる3年後はどうしようかと不安になったこともありますし、別の地域に住んだ方が幸せになれるかなと迷った時期もありました。
でも結局のところ、自分が3年後、5年後、10年後に何をしているかなんて誰もわからないと思います。勇気を出して、1ヵ月だけでも半年だけでも気になる地域に住んでみてはどうでしょうか。移住というワードにとらわれず、ただの長期旅行みたいな気持ちで。やり直しはいつでもできると思いますよ。
錦江町の移住情報は・・・
錦江町移住交流サイト MIRAIE