【南種子町編】43市町村どこにしよかな？ かごしま移住旅日記

鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな？と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。

サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ！

南種子町の基本データ

南種子町ってどんなとこ？

世界一美しいと評されるロケット発射場があることで有名な南種子町。白い砂浜と青い海をバックに打ち上がるロケットの姿を間近で見ることができ、宇宙のロマンを肌で感じられます。また、鉄砲伝来の地として歴史に刻まれていて、未来と歴史が共存するまちです。サーフポイントの海や波に浸食された海蝕洞窟「千座（ちくら）の岩屋」、マングローブ自生地帯など、南の島らしい自然美が日常の中にあります。

面積

110.36㎢（鹿児島県28位）

人口

5,550人（2022年4月、鹿児島県38位）

温泉源泉数

6本

ココに注目！

国内唯一の大型ロケット発射場あり

隣接の市町村

中種子町（種子島は西之表市、中種子町、南種子町の3町で構成）

南種子町の交通手段は？

自家用車は必須。コミュニティバスも便利

主な交通手段は自家用車ですが、コミュニティバスを利用することもできます。コミュニティバスは、南種子町内5つの路線に分かれていて、バス停以外でも自由に乗り降りできるフリー乗降制。そのほか島の基幹道を路線バスが運行しています。

屋久島への航路を結ぶ港あり

口永良部島・屋久島と種子島を結ぶ屋久島町の町営航路が南種子町の北東部にある島間港に発着します。

南種子町の学校は？

小学校8校、中学校は1校のみ

平成6年に5つの中学校が統合され、中学校が一つになりました。町内には高校はないので、西之表市か中種子町、または島外へ行くことになります。

給食費完全無償化を実施

南種子町に住所を有する小・中学生を対象に学校給食費を完全に無償化しています。

南種子町の医療機関は？

大きな病院もあるので安心

種子島南部の中核病院「公立種子島病院」のほか、医院と歯科医院が各1件あります。

南種子町の買い物環境は？

日常の買い物は市街地まで

主要なスーパーやコンビニは市街地に集中していますが、ちょっとしたものであれば郊外の商店などでもまかなえます。町営の観光物産館「トンミー市場」では地元の旬野菜から果物、土産品に宇宙グッズまで多彩な品ぞろえ。地元の人もちろん、観光客も多く訪れます。

南種子町の金融機関・郵便局は？

金融機関は3軒、郵便局は8軒あり

鹿児島相互信用金庫、ゆうちょ銀行、JAバンクがあります。ファミリーマートに鹿児島銀行のATMがあります。市街地はもちろん、郊外にも主要道路添いに郵便局が点在しています。

南種子町の魅力はココ！

最先端の宇宙科学が集結！

日本の宇宙開発において重要な役割を果たす宇宙センターがここ南種子町にあります。ロケット打ち上げを間近で見学することができ、その迫力ある姿はまさに感動もの。その南側には「宇宙科学技術館」があり、宇宙開発にまつわる展示・紹介をしていて、体感しながら宇宙を学ぶことができます。ロケット発射場や総合指令棟など、普段見ることができない場所の見学ができるバスツアーで貴重な体験もできます。

美しい海に囲まれたサーフィンのメッカ

島内ぐるっと青い海に囲まれた種子島は、海を身近に感じられる島です。南種子町にもいくつかサーフスポットがあり、島内外からサーフィン愛好家たちが訪れます。初心者向けのサーフィンやシーカヤック、スキューバーダイビングなどのウォータースポーツ体験ができる店などもあるので、気軽に海でのアクティビティが楽しめます。ただ海を眺めたり、海水浴をしたり、潮風を感じながらの散歩やドライブもリフレッシュになります。

子育て世代に嬉しい支援いろいろ

出産祝い金の20万円をはじめ、18歳までの医療費自己負担分の全額助成、インフルエンザの予防接種費用の一部助成、小中学生の児童の給食費無償化など、食べ盛り・育ち盛りの子を持つ親にとって嬉しい支援が充実しています。まちをあげて子育てを応援しているので、子育て世代にとっては特に暮らしやすいまちです。妊活中の人たちは、不妊治療の助成もあるので要チェック。

幻の「インギー鶏」を食そう！

明治時代にイギリス船が漂流したことをきっかけに南種子町に伝わったインギー鶏は、ここ南種子町でしか味わうことができない希少な地鶏です。今ではまちの特産品として大事に育てられ、いくつかの店で美味しいインギー鶏料理が提供されています。地鶏ならではの歯ごたえと旨味は、一度食べるとヤミツキに。

南種子町の魅力まとめ

宇宙や海の存在が近く、子育て世代ウェルカム！なロマンと自然とぬくもりにあふれたまちです。温厚な気候で南国ムードが漂い、穏やかな雰囲気に包まれたまちだから、なんだか楽園気分に。「自然体の生活を楽しみたい」「のびのび子育てしたい」、そんな人たちに最適です。サーフィン好きにとっては、毎日のように気軽にサーフィンができる環境はまさに楽園といえるかも。

南種子町の移住支援策・注目TOP3

結婚祝金支給事業

町民の結婚を祝福し、新しい人生のスタートを応援することを目的に、結婚祝金20万円を支給します。婚姻後、双方が南種子町に居住することが条件です。

>結婚・離婚｜南種子町

学校給食費無償化

子育て支援や教育の振興を図るため、学校給食費を完全無償化しています。事前に申請が必要で、南種子町内の小・中学校に通学または、南種子町内に住所を有し、町外の特別支援学校に在籍する児童・生徒が対象です。

>給食費完全無償化を実施｜南種子町

移住定住促進補助金

南種子町に移住や定住をする人の住環境を整備するため、住宅購入や空き家改修・家財処分費用の助成を行います。最大で200万円受け取れます。

>南種子町移住定住促進補助金について｜南種子町

【南種子町編】
南種子町らしい過ごし方を満喫

仕事の前にサーフィンをして、仕事の合間に釣りをして、休日は家族でのんびり自然体験なんて生活も夢じゃない。ここ南種子町には、自然と共に生きるおおらかな時間が流れています。絶好のサーフィン環境や都会にはない豊かな子育て環境を目的に移住を決める人が多いのも納得。移住支援の一環として、町民との交流やお試し滞在ができる場所として「多目的交流施設」を町が整備しているので、興味がある人は一度滞在を検討してみては？