天城町 移住コンシェルジュ 小林美晴さん
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元々は神奈川で、バスケットボールの実業団チームの選手として4年ほど活動していました。選手として一区切りをつけたあと、カレーや中華などの飲食店で働きながら料理人としての経験を積んでいました。
そんな中、東京を中心とした関東で新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、自分たちの生活を改めて見直すことに。当時は妻と子供2人の4人暮らしだったのですが、コロナ禍で自由に外出さえできない、どこへ行くにも常に電車を使って移動する必要があり、かなりストレスフルな状況でした。
私も妻も地方出身だったこともあって、「田舎に引っ越してのびのび暮らしたいね」と話になりました。とはいえ、お互いの出身地ではない新しい場所で暮らしてみたいと思い、妻の祖母が住んでいる鹿児島県日置市に移住してきました。
見知らぬ土地に、仕事も辞めて何もない状態で移住してきたので、日々の暮らしや地域の人達との関係づくりなど、正直不安はたくさんありましたね。そんな不安もあったので、地域おこし協力隊の活動を通して、多くの人達と出会い、つながることができたのは大きかったなと思います。
開放的な空が広がっていて、九州独特の穏やかでウェルカムな人が多い印象で、改めて良い場所だなと感じています。
あとは、やっぱり食べ物が美味しい!
野菜、肉、魚など、鹿児島の人って本当に恵まれているなぁと。車を走らせていると道路沿いに無人販売所があったり、近所の人たちが野菜を持ってきてくれたり、スーパーに当たり前のように黒毛和牛が置かれていたり。取れたてのものを新鮮なうちに食べることができる、こんなことはこれまでになかったなと思います。
コツは「分からないことを恥ずかしがらないこと」ですかね。移住してきたばかりのときは本当に分からないことだらけでした(笑)
どんなことでも地域の人達は優しく教えてくれるので、迷ったらすぐに頼ること。見栄を張らずに「どんなことでも教えてください!」というスタンスで自分は過ごしていました。
吹上浜が好きですね。水平線に日が沈んでいく様子が本当にきれいで、子供と見に行ったりするときもあります。あとは体育館もお気に入りの場所です。鹿児島に移住してきて、バスケに関わる機会が増えました。体育館にいくと落ち着くし、昔の記憶がよみがえりとても懐かしく感じますね。どちらも、鹿児島に来たからこそ気づけた景色や場所です。
地域おこし協力隊の一員として、戦国島津・甲冑文化の魅力を伝える活動を行っています。甲冑の着付けなどを体験できる「よしとし軍議場」の管理・運営や、実際に自分自身も甲冑を着て各イベント等でPRしたりなど、精力的に活動中です!
将来的には自分のお店を開きたいなと思っていて、その準備も兼ねて毎週火曜日にレンタルスペース「永吉銀座」にてランチを提供しています。協力隊としての活動を終えた後、キッチンカーで県内各地を回ったり、自分のお店を開いたり、地域の子供たちにバスケットボールを教えたりなど・・・やりたいことがたくさんありますね(笑)
おおまかな考えではあったんですけど、東京にずっと住み続けることはないだろうと思っていました。その一方で、仕事があって、家族がいて、子供がいて、地元・新潟には東京からだとすぐ帰ることができるし、「なかなか移住に向けた1歩を踏み出せない」状況ではありました。
コロナをきっかけに思い切って日置市へ移住しましたが、本当に経験したからこそ言えるのは「行動してよかった、大抵のことは何とかなる」ということです。
移住することは一大決心だとは思うんですけど、移住先が自分に合わなかったら他の地域に移ってもいいし。「最初の一歩」を踏み出すのが一番大変で、案外、その後に続いてくることはそこまで大変じゃなかったりしますよ。
とにかく「動いてみる」「やってみる」ということが大事だと思います。
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