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2023.02.01 かごしま移住ネット編集部

【鹿児島市編】43市町村どこにしよかな? かごしま移住旅日記

  • #かごしま移住旅日記

鹿児島県に移住検討中のサクラさんが、県内のどこに住もうかな?と43市町村をリサーチ。まちの魅力や基本情報から、交通手段、学校、医療機関、買い物環境、移住支援策までを調べた移住検討レポートです。

サクラさん……夫婦と5歳の子の3人暮らし。実在の人物かどうかはヒミツ!

鹿児島市の基本データ

鹿児島市ってどんなとこ?

南九州の中心都市で、今なお活動する火山・桜島が有名。生きた火山の前に60万人都市が広がる世界でも珍しいまちで、火山防災に関しては長年の経験や実績から裏打ちされた実効性のある対策が整備され、今も継続的にブラッシュアップされています。
毎日の天気予報で「桜島上空の風向き」が表示されるのも鹿児島ならでは! 明治維新の立役者である島津斉彬や西郷隆盛、大久保利通などが生まれ育った地でもあり、まちの随所に歴史が息づいています。

面積

547.61㎢(鹿児島県3位)

人口

59万8,509人(2022年4月、鹿児島県1位)

温泉源泉数

270本以上

ココが日本一!

源泉数が県庁所在地で日本一

隣接の市町村

姶良市、薩摩川内市、日置市、南さつま市、南九州市、指宿市、垂水市

鹿児島市の交通手段は?

市街地とその周辺はJR、市電、バスなど公共交通機関が充実

県都である鹿児島市には、新幹線も発着する陸の玄関口・鹿児島中央駅があります。
熊本・福岡へとつながる鹿児島本線や、南薩方面を往来する指宿枕崎線のほか、鹿児島駅から曽於市の財部駅をつなぐ日豊本線が通っています。市街地を走る市電は、北は鹿児島駅から南は谷山駅までつながっています。また、市営バスや民間バスが市内一円をカバーしています。

郊外エリアは自家用車が必須

市街地やその周辺の平坦なエリアに暮らせば、バスや市電、自転車などでも移動しやすく車を使う頻度は少なく済みそうです。
平成16年の市町村合併で鹿児島市になった松元・郡山・吉田・桜島・喜入などの郊外エリアは、路線バスが走っていますが(松元・喜入エリアはJRも通っている)便数が少ないため、自家用車があったほうが便利です。

桜島フェリーは24時間運航

鹿児島といえば桜島フェリー。観光客の利用も多いですが、桜島エリアの人々にとっては生活の足でもあります。24時間運航で、地元の人たちの暮らしを支えています。

鹿児島市の学校は?

住宅街化の進むエリアのマンモス校から農村地域の小規模校まで

市内には、市街地や団地、農村地域、桜島周辺など様々な環境のなかに79(令和4年4月現在)の公立小学校があります。吉野地区や中山・清和地区など住宅街化が進むエリアには児童数1,000人を超えるマンモス校も!

郊外の農村地域は小規模校が多く、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちとの距離感も近くてあったかい雰囲気。運動会などの行事も地域一体で盛り上がったりします。

地域で子どもを育てる「あいご会」

鹿児島には「あいご会」という組織があります。地域の子どもたちが中心となって計画する十五夜やクリスマス会などのイベントを、地域の大人たちが見守り支える活動をするものです。一般的な「こども会」と活動方針はほとんど同じですが、学年に関係なく、子ども同士で学び合う活動は薩摩藩時代の「郷中教育」と似ていて、鹿児島では多くの地域があいご会に加入しています。

様々な学びを支える高校

鹿児島市内にある公立高校は多くが普通科ですが、商業科や工業科のほか、音楽科、美術科などを設けている高校もあります。

鹿児島市の医療機関は?

県の中核的医療機関があり安心

市立病院や大学病院など、市内には多くの総合病院があります。夜間・休日の急病患者に対応する夜間急病センターや休日在宅当番医制もあるなど、医療環境が充実しています。

鹿児島市の買い物環境は?

大型商業施設や地元密着型のスーパー、物産館などが充実

中心市街地には、百貨店やいろんなジャンルのショップなどが並んでいる天文館のほか、大型商業施設も複数あります。郊外にはスーパーが多数あり、地元産の新鮮な食材から衣料、雑貨まで買い揃えることができます。また、生産者直売の野菜や鮮魚などがリーズナブルに購入できる物産館・直売所もあります。

鹿児島市の金融機関・郵便局は?

地銀の各支店のほか都市銀の支店もある

鹿児島銀行、南日本銀行といった地銀や信用金庫の本支店のほか、都市銀行の支店もあります。郵便局も各地に点在していて、預金や引出し等利用しやすい環境です。

鹿児島市の魅力はココ!

いろんな面で県都ならではの便利さがある!

鹿児島の陸の玄関口で、新幹線の発着駅にもなっている鹿児島中央駅があるから、熊本・福岡・大阪など県外への行き来がしやすいです。指宿枕崎線の起点駅でもあるので南薩方面のアクセスにも便利。市電や路線バスも市民の足としてしっかり活躍しています。買い物環境も大型商業施設やスーパーなど充実しています。

海と桜島、里山の風景がすぐそばにあって癒やされる!

鹿児島市は、市街地の目の前に錦江湾と桜島が広がっています。錦江湾と桜島は日本ジオパークにも認定されていて、海や大地、植生などが形成されたストーリーをいろんなツアーや体験メニューで学んだり、楽しんだりできるエリアです。湾岸には海づり公園もあって気軽に釣りが楽しめたりします。

市街地から内陸へ20~30分ほど車を走らせればのどかな里山風景も。犬迫地区にある都市農業センターや、喜入地区のグリーンファームでは収穫体験などが気軽にできます。

毎日でも温泉が楽しめる幸せ

温泉王国鹿児島。鹿児島県内の温泉地と言えば霧島市や指宿市が有名ですが、実は鹿児島市も源泉数が270以上あって、その数はなんと県庁所在地で日本一!

市内のあちこちにある銭湯の湯はほとんどが温泉という温泉好きにはたまらない環境です。リーズナブルな料金設定も魅力で、日常的に温泉を楽しむことができます。

様々な移住サポート

東京23区に在住もしくは通勤していた人が鹿児島市へ転入する場合の移住支援金制度のほか、就農希望の移住者への研修制度や、保育士として就業希望の移住者に対する奨励金、クリエイティブ事業者への創業サポートなど、就業に対しても様々なサポートがあります。移住の下見や引っ越しなどにかかる特典サービスや奨励金を受けられる「かごしま市IJU倶楽部」もぜひチェックしておきましょう。

鹿児島市の魅力まとめ

鹿児島市は、東京や大阪などの大都市に比べ都市機能がコンパクトに集約されているので、かえって生活しやすいというメリットがあります。一方で、海や桜島、里山など豊かな自然も身近にあるので、休日にはまちなかでのショッピングやイベントを楽しんだり、郊外の自然のなかでのびのび体を動かしたり、いろんな楽しみ方ができそうです。まちのあちこちにある温泉施設のなかには食堂を備えているものもあるので、芯まで温まる温泉と鹿児島のおいしい食でリフレッシュするのもおすすめ!
移住後の就業について相談しやすい環境も整えられています。

鹿児島市の移住支援策・注目TOP3

移住・就業等支援事業

東京23区に在住していた人、または東京圏から23区に通勤していた人が、鹿児島市に転入し、中小企業等に就業、起業またはテレワークを行っている場合に、移住支援金の支給が受けられる制度です。定められた要件に該当する人には、単身者で50万円、2人以上の世帯で100万円の支援金が支給されます(予算がなくなった時点で受付終了)。

>移住・就業等支援事業(移住支援金制度)|鹿児島市

新規創業者等育成支援事業

鹿児島市には、新規創業者等を育成支援する「ソーホーかごしま」、クリエイティブ事業者の育成支援等を行う「マークメイザン」という2つのビジネス・インキュベート施設があり、インキュベーション・マネージャー(IM)による創業サポート、各種セミナーの開催などを行なっています。創業に関する相談や助言、セミナー等の受講、ビジネスマッチングの機会提供や販路拡大支援などが、経費無料で受けられます。

>Business Incubation Kagoshima(ビジネス・インキュベーション かごしま)

かごしま市IJU倶楽部

鹿児島県外から鹿児島市への移住を検討している人が対象。鹿児島市の魅力や生活環境に触れてもらうため、関係団体や事業者の協力により、一時滞在時の宿泊施設やレンタカー利用のほか、住まい確保に係る特典サービスを受けることができます。また、移住相談や「かごしま市IJU倶楽部」会員証の交付を経て移住する人へ、引越費用等を対象として奨励金の交付もあります。

>かごしま市IJU倶楽部

【鹿児島市編】
大地のパワーがみなぎるまち!便利で自然にも囲まれた暮らしを楽しもう

南九州の中心都市としてアップデートし続けている鹿児島市。特に陸の玄関口である鹿児島中央駅周辺や、市の中心的繁華街・天文館エリアは、ここ数年で新たな開発も進んでいます。

「桜島」という火山の存在を案ずる人もいるかもしれませんが、地元の人たちは長年の火山防災教育や伝承などで桜島のことをよく知り、噴火があっても慌てることなく暮らしています。また、それにも勝る大地や海の恵みがあります。

まちへ、海へ、山へとのびのび楽しめる環境で、大地のパワーを感じながら暮らしたい人にイチオシのまちです。

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